Solution Architectは通常、個別のソリューションを設計し、Enterprise Architectは組織全体のアーキテクチャを方向付けます。主な違いは対象範囲と意思決定の時間軸であり、どの組織にも共通する上下関係ではありません。
| 観点 | Solution Architect | Enterprise Architect |
|---|
| 対象範囲 | 1つの取り組みとその依存関係 | 企業全体の業務能力とシステム |
| 主な問い | このソリューションはどう動作すべきか? | 技術全体をどの方向へ進化させるべきか? |
| 代表的な成果物 | ソリューションのビュー、連携契約、開発上の制約 | 原則、ケイパビリティマップ、目標状態、移行ロードマップ |
| 協力相手 | 開発チームと影響を受けるシステムの責任者 | 事業責任者と複数のアーキテクチャチームまたは開発チーム |
ある組織が製品間で顧客IDを共通化したいとします。Enterprise Architectは、目標とする能力と共通原則の定義を支援します。Solution Architectは、新しいサポートポータルがそのIDサービスをどう利用し、顧客をどう対応付け、障害をどう処理するかを設計します。
個別のソリューションを通じて、共通サービスの不足が見つかることがあります。その証拠を企業全体のロードマップに反映し、文書化されない局所的な回避策にしないことが重要です。
エンタープライズアーキテクチャは単に大きな図ではなく、ソリューションアーキテクチャが必ずしも下位の職位というわけでもありません。小規模企業では役職が重なることもあります。面接では、すべての会社が同じ構造だと仮定せず、例に挙げた組織で誰がどの判断を担うかを説明します。